移動平均線とは、ある一定期間の株価や為替の価格の平均値を折れ線グラフで表したものです。
代表的なテクニカルチャートのひとつで、価格の傾向や相場の方向性を見る手がかりになります。
目次
メリット
トレンド(上昇や下降の流れ)を視覚的に把握しやすいため、初心者で活用できる指標です。
そのため多くの投資家に利用されていて情報が豊富で、ある程度信頼できると言えます。
デメリット
過去データをベースにするため長期的な予測はできますが、市場ニュースなどを盛り込めないため短期的な予測ができません。
例えば移動平均線で見れば上昇トレンドでも、悪材料ニュースが出た場合は翌日暴落する可能性があります。
ニュースを知らず移動平均線だけを見て購入を決めると、損害を被る可能性が高くなります。
種類
- 単純移動平均線(SMA: Simple Moving Average)
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過去の一定期間の終値の平均を計算して描かれる線です。
例えば「5日移動平均線」なら過去5日間の終値の平均値を毎日更新して結んでいます。
シンプルで使いやすいため、中長期トレードに向いています。 - 指数移動平均線(EMA: Exponential Moving Average)
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直近の価格に重みを置いて計算される移動平均線です。
現在以降の相場変動を予想する上では、10日前と1日前の数字を平等に扱うのではなく、直近の値動きを「重視」し、過去の値動きを「軽視」した方が精度が高くなるとする考えです。価格変動への反応が早く、短期トレードに向いています。
移動平均線の見方と使い方
- ゴールデンクロス
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短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に突き抜ける現象です。
買いサインとされ、上昇トレンドの始まりを示唆します。 - デッドクロス
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短期移動平均線が長期移動平均線を上から下に突き抜ける現象です。
売りサインとされ、下降トレンドの始まりを示唆します。 - パーフェクトオーダー
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短期・中期・長期の移動平均線が順序よく並ぶ状態です。
上昇の場合は強い買いトレンド、下降の場合は強い売りトレンドを意味します。